今回は、私が実際に事例Ⅳの独学勉強で使った問題集を、おすすめ順に紹介します。
1位:事例Ⅳの全知識・全ノウハウ
2018年改訂版 事例?(財務・会計)の全知識&全ノウハウ (中小企業診断士2次試験)
- 作者: 岩間隆寿,霜田 亮,香川大輔,音喜多健,関山春紀,川口紀裕
- 出版社/メーカー: 同友館
- 発売日: 2018/05/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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重要度:S(全受験生が買うべき)
事例Ⅳの過去問を分野別に並べ替えて再編集した問題集。
年度別ではなく分野別という点で、特定の分野を集中して演習ができるマストアイテム。
私は、10月の試験直前期、最後の仕上げとして使っていました。
2位:サクッと受かる 日商簿記1級シリーズ
(アマゾンでは1級の取り扱いがないので、2級で代用)
重要度:A(独学生なら必須)
資格学校に通っている場合はその資格学校が出している計算問題集を完璧にすればよいですが、独学の場合は中小企業診断士用の問題演習本が限られているので、こういった市販の簿記1級の問題集を使います。
私は、工業簿記の3巻でCVP計算と意思決定会計、商業簿記の3巻でCF計算書の演習をするのに使っていました。
3位:意思決定会計講義ノート
重要度:A(重要だが全部やる必要はない)
おなじみイケカコ。公認会計士・税理士用の問題集なので、とにかくハイレベル。ここまでやって無理な問題は、他の受験生も無理です。
私は、上記の簿記1級の問題集と並行して進めていました。
4位:事例Ⅳ合格点突破計算問題集
重要度: B(これだけで合格点を突破するには厳しい)
昨年新しく出た事例Ⅳ対策本。2次試験で問われる論点別に計算問題が収録されており、2次試験のレベル感をつかむにはぴったりですが、これだけでは問題数が少ないので、合格レベルに到達するには厳しいと思います。
私は、8月に本屋で偶然見つけて、これはいいかもと思って買いましたが、2回ほどまわして簿記1級の問題集に移りました。
5位:集中特訓計算問題集
重要度:B(1次試験対策にもなるという意味ではA)
TACが出している計算問題に特化した問題集。1次試験の財務会計の練習にもなります。
私は、8月の最初の段階で基礎固めのために使いました。
番外編:スピード問題集財務会計
中小企業診断士 最速合格のための スピード問題集 (2) 財務・会計 2018年度
- 作者: TAC中小企業診断士講座
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2017/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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重要度:C(2次対策でこれをやるのはおすすめできない)
ふたたびTACの問題集。1次試験対策の問題集なので、2次試験向けではありません。
私は、財務会計の知識が全くなかったので、どんな科目かを知るために、まずこの問題集からやり始めました。一般の受験生は、2次対策のためにこれをやるのは時間の無駄です。
逆に言えば、そんなレベルでも、きちんと対策をすれば本試験で72点を取れるレベルにまで到達できるということです。
私にとって、最も役に立ったのは、1位~3位の問題集です。
1次試験を突破できる基礎力さえあれば、いきなり簿記1級の問題集からやり始めて、意思決定会計講義ノートとともに完璧にしておけば、合格レベルに到達するのは、そう難しいことではないと思います。
次回は、1位~3位の問題集の詳しい勉強法を解説します。