堺の弁護士・中小企業診断士 岸本行正のブログ

大阪府堺市で「堺みくに法律事務所」を経営する弁護士・中小企業診断士の岸本行正のブログです。

8月実務補習の1日目

今日から実務補習です(といっても、予約投稿しているため、この記事を書いているのはもっと前ですが)。

今日は、事務所を終日留守にしています。
また、診断先企業を訪問し、ヒアリングをしていますので、外出先から折り返しの電話をすることも難しいです。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

明日から実務補習

3回目の実務補習が、明日から始まります。

中小企業診断士の登録のためには、実務補習を3回やる必要があるので、これが最後の実務補習になります。

これまで、2月、7月と受講してきて、8月17日(金)~8月27日(月)の実務補習が終われば、9月1日付けで中小企業診断士登録がされることになります。

今回の担当は、財務になりました。

決算書を見て、良好な数値・課題がある数値を分析し、報告書にまとめます。
前回、7月の実務補習でも財務を希望してたのが叶わなかったので、今回やっと財務を担当できることになりました。

 

というわけで、8月17日(金)は終日外出していますので、ご了承ください。
企業のヒアリング中だと、外出先からでも折り返しの電話はできません。

また、8月20日(月)~8月24日(金)の週も、報告書を作らなくてはいけないので、予定が入りにくくなります。ご了承ください。

 

また、連載中の中小企業診断士受験ネタは、実務補習が終わるまで中断となります。
再開後は、より実践的な解法の解説や、2次試験当日ドキュメントなどを予定しています。お楽しみ?に。

中小企業診断士受験ネタ26「2次試験対策のマーケティング本」

今回は、2次試験の基本的な考え方を習得できる本を紹介します。

私も、勉強の空き時間に、読書代わりにこれらの本を読んでいました。

引き算する勇気 ―会社を強くする逆転発想

引き算する勇気 ―会社を強くする逆転発想

 

中小企業の基本戦略は、「選択と集中」です。
その基本戦略を詳しく説明した本。
岩崎先生は、中小企業診断士の試験委員でもあります。

また、内容的には重複するところもありますが、以下の本もオススメです。 

小が大を超えるマーケティングの法則

小が大を超えるマーケティングの法則

 

こちらの方が古い本なので、どちらか一冊といえば、「引き算する勇気」の方がオススメです。

絞り込みがなぜ大切か、絞り込みによってなぜ業績が伸びるのか、といったことが角度を変えて説明されているので、できればどちらも読んだ方が、2次試験の考え方をマスターするには良いと思います。

全部読むにしてもあまり時間がかからないし、単純に読み物としても面白いので、2次試験の勉強の合間に読むと、気分転換になって良かったです。

中小企業診断士受験ネタ25「説得力のある解答の書き方」

今回は、解答に説得力をもたせるにはどうしたらいいのか、を説明します。

What do you think?

私の経験上、2次試験の問題のなかで、最も答えにくかったのは、「どのように考えられるか」形式の問題でした。

よく分からないことを「どう思う?」と聞かれても、関西人なら「知らんがな」で終わりますが、2次試験で「知らんがな」と書くわけにはいきません。

しかし、いざ書こうにも、何を書いていいか分からないし、書いたことが合っているのかも分からない。

そこで、書いたことが合っているように見せかける(=説得力をもたせる、説得的な解答を書く)ことが必要になります。

 

そのために、「根拠」が必要

自分の意見を言うにしても、根拠を添えているのと、根拠がなく結論だけを言っているのとでは、説得力は全く違いますよね。

そして、私は、2次試験の勉強をしていくうちに、「根拠」の入れ込みは、ある程度パターン化できることに気がつきました。

それは、「与件文の記述を拾って、回答にそのまま根拠として入れ込んでしまう」というものです。

 

根拠は与件文から拾おう(具体例で解説)

平成29年度の事例Ⅰ第3問を、私の再現答案を例にとって解説します。

工業団地への移転による戦略的メリットを「どう考えるか」、答えさせる問題です。正直、「知らんがな」と書きたいところです。

再現答案
①工業団地は地元企業を誘致対象としていることから、他の地元企業とのシナジー効果や、県からの補助金・低利融資が期待できること、②郊外にあるため用地取得が容易であり、事業規模の拡大がしやすいこと。(96文字)  

資格学校の模範解答では、ハサップや生産体制に言及している答案がありますが、そんなものは一切思いつきませんでした。たぶん私の回答は、正答からは外れていると思います。

ただし、自分の回答に説得力をもたせるため、与件文の記述を拾って根拠として入れ込みました。それが、「工業団地は地元企業を誘致対象としていることから」と「郊外にあるため」の部分です。

単に「シナジー効果」とか「補助金」とかを言うだけでは、説得力がありません。
あくまで「与件文にこう書いてあるから、こういうふうに考えたんですよ」という姿勢を見せることが重要です。

このように書いておけば、想定された正答からは的外れなことを書いていたとしても、採点者からは、「与件文に書いていることから回答したのか、まあ仕方ないな」と判断され、大幅な失点は免れるはずです。

結局、事例Ⅰは54点で、分からないなりにBを守れました。

中小企業診断士受験ネタ24「落ちる答案とは?」

合格答案の要件を考える前に、「落ちる答案」の要件を考えてみましょう。

「落ちる答案」の要件を整理し、その裏を返せば、合格答案の要件が見えてきます。

落ちる答案とは?

いわゆる「落ちる答案」(=足切り)や、「やばい答案」(=50点を割ってしまう危険水域)の条件を考えてみましょう。

1 能力不足パターン

・知識不足で、書くべきことが思いつかず、書けていない
→知識は1次試験を突破できる実力があるならば大丈夫です。

・文章構成力不足で、書くべきことが思いついても、書けていない
→文章構成力は、アウトプット(答練など)で鍛えましょう。ここは普段のトレーニングが物を言うので、普段、文章を書く機会があまりない人は、つらいところです。

2 2次試験の「お約束」無視パターン

・事例Ⅰでマーケティングや生産を答える、事例Ⅱで人事を答える
・廃業を勧めたり、リストラや新規設備導入を勧める
・中小企業の経営資源を無視
→普通やらないミスですが、やってしまった場合、即足切りにもつながる重大なミスです。徹底的な原因究明が必要です。

3 問題無視パターン

・思いつき、思い込みで回答
・経営課題を無視した回答
・自分の意見だけを根拠なく回答
・聞かれたことに答えない、聞いてないことを答える
→次で詳しく対策法を解説します。

 

最も対策の必要があるのは「問題無視パターン」

問題無視パターンが「落ちる答案」ということは、その逆をやれば、「落ちない答案」になるはずですよね。

問題無視パターンの逆をまとめると、「経営課題を踏まえて、思いつき・思い込みではなく、聞かれたことに対して根拠を添えて答えている回答」となります。

そんな回答ができるなら苦労しねえよ!
という声が聞こえてきそうです。

「聞かれたことに対して答える」の部分は、国語力の問題です。課題を問われているのに問題点を答えたりと、設問と解答がリンクしていないと、大きく失点します。

「根拠を添えて」の対策も重要です。次回は、この「根拠」を詳しく説明します。

中小企業診断士受験ネタ23「事例Ⅰ~Ⅲの勉強法」

今回は、本格的な事例Ⅰ~Ⅲの勉強法です。

ふぞろいはもうお持ちですか?

私が事例Ⅰ~Ⅲの対策で使ったテキストは、この「ふぞろい」と、「事例攻略マスター」のみです。 

中小企業診断士2次試験 事例問題攻略マスター

中小企業診断士2次試験 事例問題攻略マスター

 

事例攻略マスターは必須ではなく、たまたま「ふぞろい」の平成27年度の問題を収録したものが売り切れで、27年度の解説が欲しかったから買いました。(といっても、ふぞろいとは違った切り口での解説があり、かなり参考になりました)

事例Ⅰ~Ⅲの勉強方針

私は、平成28年度~平成25年度までの4か年の問題(合計12問)をしっかりと何回も演習して完璧にしておく方法をとりました。

時間がないし、事例Ⅳに時間を取りたかったので、少ない事例を、狭く深くやることによって、直近年度の過去問と同じような問題が出たら完璧に書けるようにしておき、それ以外の問題は現場思考で手堅くまとめる、という戦略です。

勉強したテキストと年度を絞り込んだ理由

過去10年までさかのぼってしまうと、解いたことで満足してしまい復習時間が減るし、1つの事例に集中できなくなり散漫になってしまうと考えて、やりませんでした。

また、私のときはふぞろい10年のベストアルバムがなかったので、書籍購入代金がかさむこともありました。

資格学校が出している問題集は、本試験とは傾向が違うこともあるし、その模範解答も合っているのか判断できなかったので、一切見ることもしませんでした。

 

次回は、合格答案の要件を考えていきます。

 

中小企業診断士受験ネタ22「事例Ⅰ~Ⅲの攻略法、の前に」

今回は事例Ⅳを離れて、事例Ⅰ~Ⅲの攻略法です。

まず、事例Ⅰ~Ⅲを独学するうえで、マストアイテムを紹介します。
まさか、今年の2次試験を受ける受験生で、これらを揃えていない人はいないですよね?

2018年版 ふぞろいな合格答案 エピソード11: 中小企業診断士2次試験

2018年版 ふぞろいな合格答案 エピソード11: 中小企業診断士2次試験

 

平成29年度の問題と、受験生の答案を分析した考察が載った、マストアイテムです。通称「ふぞろい」。

さらに今年は、過去のふぞろいを収録したベストアルバムとも呼べるようなアイテムが出ています。

ふぞろいな合格答案 10年データブック

ふぞろいな合格答案 10年データブック

 

解答が公表されない2次試験では、合格する受験生がどんなことを書いていたか、という「相場観」を知ることは非常に重要です。

2次試験の必勝法をひと言で言うと、「みんなが思いつきそうなことを、わかりやすく書く」です。

その「みんなが思いつきそうなこと」が、このふぞろいを読むことで習得できます。

 

事例Ⅰ~Ⅲの合格答案を書くためのはじめの一歩は、まず、この「ふぞろい」を買うことです。
具体的な話はそれからです。

中小企業診断士受験ネタ21「事例Ⅳの勉強法」

今回は、前回の記事で紹介した問題集を、どこまでやればいいかを説明します。

事例Ⅳの全知識・全ノウハウ

2018年改訂版 事例?(財務・会計)の全知識&全ノウハウ (中小企業診断士2次試験)

2018年改訂版 事例?(財務・会計)の全知識&全ノウハウ (中小企業診断士2次試験)

  • 作者: 岩間隆寿,霜田 亮,香川大輔,音喜多健,関山春紀,川口紀裕
  • 出版社/メーカー: 同友館
  • 発売日: 2018/05/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

全ての問題について、答えと解法が完全に頭に入るまで繰り返しました。

1次試験と同じことを書きますが、合格する受験生は、過去問と同じ問題が出たら完璧に書いてくると思った方がいいと思います。

事例Ⅳについても、過去問と似た問題が出れば、そこは得点ポイントとなります。この問題集をやっておけば、過去問をひととおり全部やることになるので、全範囲をカバーできることになります。

 

簿記1級の問題集 

前回の記事では、サクッと受かるシリーズを挙げましたが、市販の簿記1級の問題集であれば、何でもOKです。

工業簿記でCVP計算と意思決定会計が演習できるのと、商業簿記でCF計算書が演習できるので、毎日計算問題をやるには、これがぴったりでした。

問題も簿記1級だけあってハイレベルで、これが完璧にできるようになれば、意思決定会計講義ノートのハイレベルな問題にも対応できるようになります。

簿記1級の範囲は広いので、2次試験に関係しない範囲は優先度が低いですが、平成29年度のように連結会計が出たりすることを考えると、余裕があれば周辺部分も演習しておけば、安心できると思います。

 

意思決定会計講義ノート 

意思決定会計講義ノート

意思決定会計講義ノート

 

中小企業診断士の受験対策本としてポピュラーな本ですが、合格者のなかでも、ここまでやる必要はないという意見もあります。

しかし、事例Ⅳを得点源にしようとするなら、絶対にやるべきです。
中小企業診断士の受験対策で、これ以上のレベルの問題集はありませんので、ここまでやって無理な問題は、他の受験生も無理という点で、ひとつの到達点といえるでしょう。

ただし、意思決定会計講義ノートの全範囲を完璧にする必要はありません。
Lecture2と3(CVP分析)、4(事業部の業績評価)、6(業務的意思決定会計)、8と9(戦略的意思決定会計のうち1と2)をマスターしておけば大丈夫です。

 

私のスケジュール

8月で基礎固めのために、スピード問題集、集中特訓、事例Ⅳ合格点突破問題集を順番にこなしました。

9月は簿記1級の問題集と意思決定会計講義ノートを併用し、毎日問題演習をして徹底強化。

10月は事例Ⅳの全知識・全ノウハウで過去問演習に入り、ふぞろいを使って単年度の過去問を80分演習もしました。

こんなかんじで、月ごとにやることを変えていけばいいと思います。

中小企業診断士受験ネタ20「事例Ⅳの勉強で使った問題集」

今回は、私が実際に事例Ⅳの独学勉強で使った問題集を、おすすめ順に紹介します。

1位:事例Ⅳの全知識・全ノウハウ 

2018年改訂版 事例?(財務・会計)の全知識&全ノウハウ (中小企業診断士2次試験)

2018年改訂版 事例?(財務・会計)の全知識&全ノウハウ (中小企業診断士2次試験)

  • 作者: 岩間隆寿,霜田 亮,香川大輔,音喜多健,関山春紀,川口紀裕
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重要度:S(全受験生が買うべき)

事例Ⅳの過去問を分野別に並べ替えて再編集した問題集。
年度別ではなく分野別という点で、特定の分野を集中して演習ができるマストアイテム。
私は、10月の試験直前期、最後の仕上げとして使っていました。

 

2位:サクッと受かる 日商簿記1級シリーズ 

サクッとうかる日商2級工業簿記 テキスト+問題集

サクッとうかる日商2級工業簿記 テキスト+問題集

 

 (アマゾンでは1級の取り扱いがないので、2級で代用)

重要度:A(独学生なら必須)

資格学校に通っている場合はその資格学校が出している計算問題集を完璧にすればよいですが、独学の場合は中小企業診断士用の問題演習本が限られているので、こういった市販の簿記1級の問題集を使います。

私は、工業簿記の3巻でCVP計算と意思決定会計、商業簿記の3巻でCF計算書の演習をするのに使っていました。

 

3位:意思決定会計講義ノート 

意思決定会計講義ノート

意思決定会計講義ノート

 

 重要度:A(重要だが全部やる必要はない)

おなじみイケカコ。公認会計士・税理士用の問題集なので、とにかくハイレベル。ここまでやって無理な問題は、他の受験生も無理です。

私は、上記の簿記1級の問題集と並行して進めていました。

 

 4位:事例Ⅳ合格点突破計算問題集

30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集

30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集

 

重要度: B(これだけで合格点を突破するには厳しい)

昨年新しく出た事例Ⅳ対策本。2次試験で問われる論点別に計算問題が収録されており、2次試験のレベル感をつかむにはぴったりですが、これだけでは問題数が少ないので、合格レベルに到達するには厳しいと思います。

私は、8月に本屋で偶然見つけて、これはいいかもと思って買いましたが、2回ほどまわして簿記1級の問題集に移りました。

 

5位:集中特訓計算問題集 

中小企業診断士 集中特訓 財務・会計 計算問題集 第6版

中小企業診断士 集中特訓 財務・会計 計算問題集 第6版

 

重要度:B(1次試験対策にもなるという意味ではA) 

TACが出している計算問題に特化した問題集。1次試験の財務会計の練習にもなります。

私は、8月の最初の段階で基礎固めのために使いました。

 

番外編:スピード問題集財務会計 

中小企業診断士 最速合格のための スピード問題集 (2) 財務・会計 2018年度

中小企業診断士 最速合格のための スピード問題集 (2) 財務・会計 2018年度

 

重要度:C(2次対策でこれをやるのはおすすめできない)

ふたたびTACの問題集。1次試験対策の問題集なので、2次試験向けではありません。

私は、財務会計の知識が全くなかったので、どんな科目かを知るために、まずこの問題集からやり始めました。一般の受験生は、2次対策のためにこれをやるのは時間の無駄です。 

逆に言えば、そんなレベルでも、きちんと対策をすれば本試験で72点を取れるレベルにまで到達できるということです。

 

私にとって、最も役に立ったのは、1位~3位の問題集です。
1次試験を突破できる基礎力さえあれば、いきなり簿記1級の問題集からやり始めて、意思決定会計講義ノートとともに完璧にしておけば、合格レベルに到達するのは、そう難しいことではないと思います。

次回は、1位~3位の問題集の詳しい勉強法を解説します。

中小企業診断士受験ネタ19「なぜ事例Ⅳを強化しようと思ったのか」

前回に引き続き

2次試験の戦略編です。

私は財務会計の知識がないにもかかわらず、資格のおかげで1次試験の財務会計を科目免除していました。
本来であれば財務会計足切りを食らっていてもおかしくなかったわけです。

そうすると、事例Ⅳに関しては合格点ギリギリを目指して、他の事例で点数を稼ぐ、という選択肢もありました。

しかし、私は、あえて事例Ⅳを徹底的に強化して合格しようと考えました。
それは、以下のような理由からです。

1  勉強すればすぐに効果が出るから

2次試験は解答が公表されないため、毎年、資格学校の模範解答は割れています。
そのため、事例Ⅰ~Ⅲは、努力と得点が比例しにくい科目といえます。

しかし、事例Ⅳは計算問題が中心です。事例Ⅳに関して言えば、資格学校の模範解答もあまり割れていません。

明確な答えがあるので、演習をすればするほど、計算力を鍛えれば鍛えるほど、実力が伸びることを実感できますし、実際に伸びます。傾向と対策を練れば、確実に得点できるということです。

つまり、事例Ⅳは、努力と得点が比例する科目です。
少ない時間を投資するには、事例Ⅰ~Ⅲに比べて、事例Ⅳに投資する方が効率がよいのです。

2  自分が得意であれば相対的に有利になるから

診断士の受験生は、会計士・税理士・簿記1級ホルダーのような一部の受験生を除き、計算問題が苦手な人が多いようです。私も苦手です。

そうすると、相対評価の2次試験では、事例Ⅳが得意だと他の受験生に大きく差を付けることができます。

3  事例Ⅳが得意になっていれば本試験での気持ちの余裕が違うから

事例Ⅳは、本試験では最後の科目です。
当日は、みんな、事例Ⅰ~Ⅲを解いた後でへとへとになっています。疲れた頭で計算問題をやらされるので、つまらないミスが頻発します。

私も、平成29年度の事例Ⅳ、キャッシュフローの計算で除却損を入れ忘れ、見事に違う数字になってしまいました。(それでも72点だったので、よっぽど難しかったんでしょうね)

事例Ⅳが得意だと、最後で挽回できるという気持ちがあるため、事例Ⅰ~Ⅲで無理に高得点を狙う必要がありません。そのため、思いつきで変な方向性の解答を書いてしまうという「2次試験あるある」をやらかすリスクが減ります。

野球に例えれば、最後をクローザーが抑えてくれる、という安心感です。

 

また、おまけ的な理由としては、
1 財務会計は診断士になっても避けて通ることができないので、この機会に集中的に勉強したかったから
2 事例Ⅰ~Ⅲについては、国語力さえあれば何とかなりそうだったから
というのもあります。

 

と言うわけで、私の戦略は、事例ⅠからⅢについては55点を狙って大きく失点しないように(少なくとも50点を割ることのないように)得点し、事例Ⅳでは満点を狙うつもりで80点くらい取れればいいかなという方針でいくことになりました。

結果的に、2次試験の点数は、順に54、58、63、72だったので、うまく得点戦略どおりハマったわけです。

 

次回以降、具体的な勉強方法に入っていきます。