堺の弁護士・中小企業診断士 岸本行正のブログ

大阪府堺市で「堺みくに法律事務所」を経営する弁護士・中小企業診断士の岸本行正のブログです。

一括払いと分割払い、同じ金額ならどっちが得?

債務整理の仕事をしていると、債権者と分割払いの合意をして、和解書を取り交わすことがよくあります。

弁護士が関与した債務整理の場合、基本的に、将来の利息はつけず、決まった金額を分割払いしていくことになります。
例)総額を100万円と決めておいて、毎月2万円ずつ50回払いする、など

分割払いの和解書を取り交わすとき、依頼者の方から、「途中でお金ができたら、繰り上げて返済してもいいんですか?」と聞かれることがあります。

それに対する私の答えは、「利息がつかない分割払いなので、繰り上げ返済はしない方がいい。」です。

 

一般に、住宅ローンなどで繰り上げ返済をするメリットは、途中でまとまった金額を支払うことによって元金を減らし、支払う利息を減らすことができる、というものです。

これに対し、利息がつかない分割払いの場合、繰り上げ返済をしてもしなくても、総額で支払うお金は変わりません。
そうすると、キャッシュフロー的には、今、100万円を払うよりは、将来にわたって徐々に払った方が絶対的に得なわけです。

 

というわけで、利息がつかない分割払いで繰り上げ返済をするメリットは、債務が早く減って精神的な安定が得られるという以外は、特にありません。

中小企業診断士の財務・会計やファイナンシャルプランナーの勉強をしていれば、説明するまでもないようなことですが、このようなお金の知識は学校では習わないので、意外と知らない人が多いのです。

しかし、基本的な知識ですし、学校で教えるべきだと思いますね。
私に声を掛けてくださったら、リーズナブルに講演しますので、ぜひお問い合わせください。(露骨な宣伝)