アップル好きのアラフォーの資格試験勉強ブログ

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法律事務所の経営理念って何だろう?

当事務所を立ち上げた際、ほかの法律事務所のように、「経営理念」を考えてみたことがありました。
しかし、しっくり来るものがなく、モヤモヤが募る一方で、結局、明確な理念を言語化できないまま、走り出すことになりました。

 

その後、中小企業診断士の実務補習で、「企業理念・経営理念から考えよう」と指導を受けたときに、「そういえば、法律事務所の経営理念って何だろう?」と、以前のモヤモヤが戻ってきました。

 

通常、企業の行動は、経営理念→経営指針→経営戦略→個別戦略の順番で具体化されていきます。

経営理念は、「その企業が存在する意義」と理解されています。

では、弁護士の存在意義とは何か?
それは、弁護士法1条に書いてあります。「人権擁護」と「社会正義」です。

そこで、あちこちの法律事務所のHPの「経営理念」と書いてあるのを見ると、①人権擁護と社会正義を言い換えたものであるか、②その事務所が、どうやって人権擁護と社会正義を実現したいのかを書いた「指針」の話をしているかの、どちらかでした。

 

こうして、弁護士法に弁護士の存在意義が書いてある以上、「法律事務所の経営理念」と称するものを重ねて定める必要はないという考えに至り、モヤモヤは解消されたのでした。

※この見解は、あくまで一個人の考えです。詳しい考察だったり、記事がありましたら教えてください。勉強させていただきます。